千葉ニュータウンバス運営会
通勤通学民は相手にしていない時点でちょっと。
印西市高花地区と新鎌ヶ谷駅を結ぶバス運行の社会実験が7日から始まった。
高額と指摘される北総線代替交通手段として、同地区の住民グループが企画した。13日までの1週間の運行で需要や路線などを検証し、年明けにも本格運行につなげたい考えで、行方が注目される。
同地区(住民約6000人)は、最寄りの北総鉄道千葉ニュータウン中央駅」まで、2・5キロ以上離れた住宅が多い。地区内のバス停から同駅まで路線バスを使うと180~230円かかり、さらに同駅から、東武鉄道などが乗り入れる新鎌ヶ谷駅までの約11キロ(乗車時間約10分)の運賃は540円で、計700円以上になる。

このため、「自分たちで交通機関選択肢を増やしたい」と住民が手弁当で集まり、「千葉ニュータウンバス運営会」を結成。車両は、鎌ヶ谷観光バス(鎌ヶ谷市)の中型バス(定員46人)を借り、貸し切りバスとして運行し、貸し切り料金を、乗客からの乗車料金で賄うことにした。
バスは、高花地区内の停留所7か所に停車した後は、新鎌ヶ谷駅に直行。その後、鎌ヶ谷総合病院へ行く。北総鉄道の線路に沿う国道464号を通り、同地区から新鎌ヶ谷駅まで約30分。料金は格安の300円に設定した。午前、午後とも3便ずつで、同病院や同駅から高花地区へ向かう際も、乗車可能。収入がバス貸し切り料金に足りなければ、スタッフが負担する。

鎌ヶ谷観光バスの徳永昌子専務は「本格運行になりバスを新規購入しても、1日延べ約100人が利用すれば運賃400円で採算が合う。乗車人数が少なければ小型バスを使ってもいい」と語り、路線バス化に意欲的だ。
同会顧問で湘北短期大学の大塚良治准教授(交通権)によると、住民主導の成功例は既にある。
愛知県小牧市のニュータウンで、大学のスクールバス回送車両を利用して大学から駅まで住民を乗せたところ好評を得て、新規路線開設にこぎ着けたという。今回の実験について、大塚准教授は「北総鉄道に補助金を出している自治体にはできない、住民ならではの発想」と評価し、実験に注目する。

初日の7日にバスを利用した無職黒崎貞雄さん(75)は「定期便になったら出かける機会が増えそう。長男家族が5人で都内から来る時に使えば安く済む」と歓迎した。同会の武藤弘さん(69)は「初日は二十数人の利用にとどまったが、知られれば利用は多くなるはず。本格運行できれば、地域の宝になると思う」と話している。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20131008-OYT8T01399.htm
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