白井の梨
梨だけは。
ナシの栽培面積、収穫量、産出額ともに全国一を誇る県内でナシの収穫が始まった。
県内最大の生産地である白井市では、関東地方が梅雨明けしたとみられる二十八日、市内で試食会が開かれ、地元の子どもたちが、みずみずしいナシを楽しんだ。今年は台風や災害がなかったため、豊作という。白井市では、主力の「幸水」から始まり、七月下旬から九月下旬ごろまで、品種を替えながら出荷する。今年の出荷目標は昨年並みの三十三万ケース(十キロ箱)。販路拡大のため、タイとモンゴルへの輸出を計画する。

試食会は、東京電力福島第一原発事故の風評被害から特産のナシを守るため一一年から始まった。試食会は三回目という大山口小五年の福島愛美さん(11)は「甘くて、しゃきしゃきして、去年よりもおいしい。おいしくて暑さが吹き飛びそう」と笑顔だった。市梨業組合の秋本享志(みちゆき)組合長は「糖度も十分。安全安心なナシを届けたい」と話した。
特許庁の地域団体商標(地域ブランド)に登録された「船橋のなし」の出荷も船橋市豊富町のJAいちかわ船橋梨選果場で始まった。生産者の松丸俊幸さん(56)は「病害虫も少なく、順調に生育している。今年も甘いナシができた」と話している。初出荷の二十七日は生産者十六軒が「幸水」約二千四百キロを出荷した。昨年より二日早いため、出荷量は昨年の約三分の一にとどまった。

幸水
は果肉が軟らかく、糖度の高さが特徴。松丸さんは「糖度一一・五度あれば十分だが、収穫した中には一四度のものもあった」と話す。最初に色合いの良さ、キズや日焼けの有無などを見て品質の高い順に秀、優、良の三ランクに選別。続いて八サイズある大きさごとに機械が分けて、決められた個数ごとにきれいに箱詰めした。「船橋のなし」は二〇一四年、県内のナシとしては三番目に地域ブランド登録された。市内の生産者百三十軒が約百五十ヘクタールで栽培している。甘みと酸味のバランスがよい豊水は八月二十日前後に市場に出回る見込み。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201607/CK2016072902000198.html
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