市長選挙

多くの議員が前市長の横山を裏切り柴田陣営に回るもどっちも落選、市民は正直だった。
そして第三の男伊藤史夫氏が当選。
前市長の失職に伴う千葉県白井市の出直し市長選は22日、投票が行われ、同市の元市民経済部長・伊沢史夫氏(55)(無所属=自民推薦)が、前市議・柴田圭子氏(53)(無所属)、前市長・横山久雅子氏(61)(無所属)の2人を破り、初当選を果たした。北総線の運賃値下げのための補助金支出の是非が最大の争点。
賛成派の伊沢氏が当選し、補助金支出は継続される見通しとなった。当日有権者数は4万7680人。投票率48・23%で、2008年11月の前回(53・03%)を下回った。

伊沢氏は、運賃値下げの原資として補助金を5年間支出するとした県や沿線自治体の合意を尊重した上で、「6年目以降に公費負担なしで値下げを目指す」と訴えた。また、市職員として33年間勤めた経験を強調。防災対策や産業振興、高齢者の生きがいづくりなどに取り組み、「確固たる財政基盤を堅持していく」と強調した。当選の知らせに、「市民全員の勝利。対話によって議会、行政、市民が一体となったまちづくりを進めることを約束する」と感極まった様子で語った。

柴田
氏は補助金支出に反対し、4月の市議選でトップ当選したが、賛成派市議が多数を占めたことから、「議案を出す側に回る必要がある」と市長選に出馬した。「北総線に乗り入れている京成電鉄が正当な線路使用料を支払えば、公費負担なしで値下げは可能」と主張したが及ばず、同市根の事務所で「皆さんに尽力していただいたが、訴えが足りなかった」とだけ語った。横山氏は、市議会から不信任決議を受けて失職し、議会を解散せずに再出馬を選択した。
「合意を破れば次の値下げ案はない」と訴え、補助金支出に理解を求めていた。
前回の市長選で横山氏を支援した市議らの多くが柴田氏の陣営に回ったこともあり、厳しい戦いを強いられた。「市民は安定を期待した結果と思う」と敗戦の弁を語った。
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110523-OYT1T00055.htm
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